ミュージック・ペンクラブ・ジャパン
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ALBUM REVIEW

ラックスマン
PD—151MARKⅡ(アナログレコードプレーヤー)

写真
ラックスマン・レコードプレーヤー PD-151MARKⅡ
¥393,800(税込、ダストカバー別売)5月発売

 現在の日本のアナログレコード隆盛に大きな役割を果たしたのが、ラックスマンが2011年4月に発売したアナログプレーヤーPD-171であった。ノッキングやすり鉢現象の少ない安定のベルトドライブ方式。アルミニウムとウッドのコンビネーションの外観はPD-121(1975)に始まる同社往年の名機のデザインテーマを引用、現代的な優れた音質とあいまってベテランのオーディオファイルからエントリー層までを魅了。PD-171の登場なかりせば、テクニクスの復活もなかったろう。
 PD-171のヒットで2018年に弟機PD-151も登場、上級機種登場の期待が高まった矢先にPD-171の販売終了が発表された。同機が搭載するトーンアームの生産メーカーが休眠会社となり現品限りとなり、経年の浅いPD-151の生産に部品を集中することになったためである。PD-151も2020年5月に生産終了した。
 アナログリバイバルの立役者の不在をかこつ日々が続いていたが、約2年の歳月を掛け新たに開発したラックスマンオリジナルアームを搭載し、新製品PD-151MARKⅡが発表された。
 新開発のアームは、支持部にサエクのナイフエッジ技術を採用し、高い初動感度と安定したトレース能力を持ち、S字ユニバーサルトーンアーム型ならではカートリッジの交換の容易さも魅力。基本的な構成は定評のあるPD-151を踏襲し、アナログリターナーからレコード初心者まで魅力のスタンダードモデルである。価格は¥393,800(税込、ダストカバー別売)、発売は5月を予定。(大橋伸太郎)