「6才のボクが、大人になるまで。」(ワーナーミュージック・ジャパン:WPCR-16424)
日本でもすでに公開されて評判を呼んだ映画のサントラ盤。一人の少年が子供から大人へと成長する過程の12年間を同じ俳優で追い続けたというかつてない手法で製作されたこの映画のサントラ・アルバムはまさにその趣旨に沿うような形になっており、撮影された12年間(2000年〜2013年にかけて)に世に出された楽曲の数々を中心に全16曲。コールドプレイ、ザ・フレーミング・リップス、キャット・パワー、ウィルコ。。。オープニング曲にはそのウィルコのジェフ・トゥイーディが息子のスペンサーと組んだプロジェクト、トゥイーディの新作「サマー・ヌーン」が収録されている(アコースティック感覚のこの楽曲の仕上がりが一番沁みる♪)。それにボブ・ディラン2006年のアルバム「モダン・タイムズ」からの「ビヨンド・ザ・ホライズン」や何故かポール・マカートニー&ウィングス1974年の「バンド・オン・ザ・ラン」までも(ディランとポールが一緒に収まっているのも珍しい!?)。この映画作品にしてこのサントラ盤ありというわけで、こちらもまた画期的な内容といえるかも♪(上柴とおる)
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