2014年7月 

  

Popular ALBUM Review


「ア・レター・ホーム/ニール・ヤング」(ワーナーミュージック・ジャパン:WPCR-15578)
 こんなアルバムを出すのはニールだけ♪ある意味で驚きの新作。全12曲がカヴァー作品でボブ・ディランの「北国の少女」やティム・ハーディン「リーズン・トゥ・ビリウーヴ」、また個人的にはフィル・オクスの「木の葉の丘」やゴードン・ライトフットの2曲「朝の雨」「心に秘めた想い」、アイヴォリー・ジョー・ハンターの「シンス・アイ・メット・ユー・ベイビー」といったところもキュンと来るのだが、キモはその録音手法。1947年製の録音ブース(電話ボックスのような小部屋)に独り籠って一発録り。それがそのままアナログ盤にカッティングされるといういわば'簡易レコード製作機'によって作られた音源で、ノイズ混じりのもこもことした頼りない?音ながら古のフォークやR&B系楽曲にニールが抱く愛しさのようなものが醸し出されてほんわかとした温もりが伝わる。(上柴とおる)


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「エッセンシャル・エリック・カルメン」(ソニー・ミュージック ジャパン インターナショナル:SICP-30621-2)
 日本ではボーナス6曲追加で2枚組全35曲(うち初CD化7曲!)。今までのベスト盤とは比較にならないほどの中身の濃さ、そしてリマスターされた音の良さ♪ ブレイク前のサイラス・エリー時代〜きらめきのラズベリーズ時代〜黄金のソロ全盛期〜そして1998年の「夢の面影」以来の新曲となる「ブランド・ニュー・イヤー」(エリックが敬愛するブライアン・ウィルソンっぽい曲風)まで45年のキャリアを一挙に総括!一部でしか知られていない1986年のチャリティー・シングル曲「ザ・ロック・ストップス・ヒア」(原盤持ってます♪)や1988年の大ヒット「メイク・ミー・ルーズ・コントロール」の‘原曲’「ロング・リヴ・ロックン・ロール」といったマニアライクな音源まで収録されているのも嬉しい限り。エリック自身も企画に携わり楽曲解説まで担当しているこのベスト盤は本当にワクワクもの。個人的には 1976年のヒット「サンライズ」はシングル音源にして欲しかったけど。(上柴とおる)


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「ひととせ/さらさ」(FLY HIGH RECORDS:VSCF-1752)
 アイリッシュ・ハープ(Machiko)とアコースティック・ギター(森川敏行)による広島出身のインストゥルメンタル・デュオ'さらさ'(更紗)の通算5枚目にして紙ジャケット仕様での全国向け初リリース作品。'ひととせ'(1年)を巡る12か月、それぞれの月ごとの情景をイメージして作られたという楽曲の数々が実に瑞々しく、若々しく、フレッシュで小気味よく、そしてキュートな魅力を湛えていて引き込まれてしまった♪'いやし'でもあるのだろうがそれだけではなく、ハッとするようなメロディーとも合わせてとてもポップなインスト・アルバムという印象も。彼らのように有能なミュージシャンがこれを機に広く認知されることを切に願うところだ。(上柴とおる)


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「キース・ジャレット&チャーリー・ヘイデン/ラスト・ダンス」(ユニバーサル・ミュージック/UCCE-1146)
 2010年に発表された「ジャスミン」の続編とも言えるECM作品。キース・ジャレットとチャーリー・ヘイデンが取り組んだ心温まるスタンダード集だ。2007年3月に自宅に併設されたケイヴライト・スタジオで録音されたもので、二人は心ゆくまでリラックスした演奏を楽しんでいるようだ。「マイ・オールド・フレイム」「ラウンド・ミッドナイト」「エブリシング・ハプンズ・トゥ・ミー」「エブリタイム・ウィ・セイ・グッドバイ」など9曲を収録。トラック4の「ダンス・オブ・ジ・インフィデルス」を除く8曲はスロー・バラード。伸びやかなピアノと重低音の聴いたベースが綾なす名曲が極上のひとときを与えてくれること間違いなし。(三塚 博)


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「ALIVE/上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト」(ユニバーサル・ミュージック/UCCT-1244)
 トリオ・プロジェクトとしては「Voice」「Move」に続く第3作目。確かな技巧に裏打ちされた自由奔放なそして変幻自在なプレイを聞かせてくれる。緊張感とスピード感に溢れたスリリングな構成に思わず引き込まれてしまうかと思えば、ポップスの世界に引き込まれた気分になったり、リラクゼーションを感じたり。片時も耳を離すことの出来ない音の仕掛けが繰り出される。全9曲は彼女のオリジナル作品。アンソニー・ジャクソン(b)、サイモン・フィリップス(ds)二人の、時に速射砲のようなパワフル・リズムが当代随一といってもよいトリオの屋台骨をしっかりと支えている。(三塚 博)


Popular CONCERT Review


「アリ・ジャクソン」 4月23日 丸の内コットンクラブ
 アリ・ジャクソンJr.と表記されることもある。父親はデトロイト出身のベース奏者、アリ・ジャクソン。ドラマーのオリヴァー・ジャクソンは叔父にあたる。ウィントン・マルサリスに認められて大いに売り出したが、トップ・シンバルをレガートで打ち、スネアでオカズを入れ、ハイハットを2拍4拍で踏むようなスタイルはとらない。手数が多く、非常にメロディアスというか、ソリストに絡みつくようなプレイをする。独特のリム(縁)を持つタムを使い、先の太さの違う複数のスティック、ブラシ、ブラスティック、マレット等をめまぐるしく持ち替えるのも特徴だ。それでいて演奏楽曲そのものは50〜60年代風のモダン・ジャズなのだから、僕など「もっとグルーヴを、スウィングを、リズム・キープを」と思わずにはいられなかった。他のメンバーはマイケル・ロドリゲス(tp)、ダン・ニマー(p)、カルロス・エンリケス(b)。バイオグラフィには「マックス・ローチやエルヴィン・ジョーンズにレッスンを受けた」とあるが、ぼくは「それが事実だとしたら彼は何を学んだのか」と疑問を抱く。初心に立ち返り、リズム楽器としてのドラムスの魅力を深く掘り下げてみてはいかがだろう。(原田和典)
撮影:米田泰久


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「ダリル・シャーマン: ダリル・アット・デュークス・プレイス」 4月29日代官山「TABLEUX LOUNGE」
  昨年に続いて代官山のラウンジでピアノの弾き語りを聞かせていたダリル・シャーマンが、デューク・エリントンの115回目の誕生日に、通常営業の前の2時間を使ってエリントンに捧げる特別コンサートを開いた。「Duke's Place」から始まりエリントンのナンバーに解説を加えながら鉄井孝司(b)とのデュオで歌う。彼女は、特にエリントンの研究者ではない、と断っていたが、エリントンの音楽を良く知っている。一部では、若手のクラリネット、宮崎義彦、彼女の教え子の歌手、中谷泰子、来日中のジャズ・シンガー、スコッティ・ライトが次々客演した。「Tulip Or Turnip」からの第二部では、デュオで歌った後、宮崎のクラリネットを入れたトリオによる演奏、ゲストの森田潔の「I Got It Bad」のソロ、彼のピアノをバックに立ち歌いの「Love You Madly」は、後半では、彼女も並んでピアノに向かい連弾を披露大いに沸かせた。明るく賑やかな彼女らしい企画の変化に富んだ楽しいコンサートだった。[Take the A Train]や「Satin Doll」等超ポピュラーな歌は、わざと外したといっていたが、短い時間なのでもっと彼女自身の歌とピアノ聞きたかった。 (高田敬三)
撮影:佐藤清


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「ミシェル・カミロ&トマティート」 5月12日 六本木・ビルボードライブ東京
 ソロ、トリオ、ビッグ・バンド、クラシック・オーケストラとの共演、そしてトマティートとのデュオ。ミシェル・カミロの活動は多岐にわたる。もう1年に何度来日しているのかわからないほどだが、トマティートとの「ビルボード」公演は約4年ぶりだ。アストル・ピアソラやチック・コリアのナンバーを含むプログラムは「ファンが聴きたかった曲大会」の趣があり、イントロが流れただけで拍手と歓声がドッと沸き起こる。ふたりは手馴れた感じで次々と美しいメロディを演奏し、超絶技巧をぞんぶんに挿入しながらアコースティック・ピアノとアコースティック・ギターの粋を聴かせた。演奏のイニシアティヴは親日家のカミロが握っていたようだが、プレイの新鮮味、アドリブの面白さという点では僕はトマティートにたまらないスリルを感じた。彼はカミロと組んで確実に日本にファンを増やした。次はトマティート独自のプロジェクトを聴きたい。(原田和典)
撮影:jun2


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「ジミー・クリフ」 5月20日 六本木・ビルボードライブ東京
 あいかわらずかっこいい。着こなし、笑顔、歌声、MC。一挙一動がそのまま観客の喜びにつながる。レゲエの象徴ジミー・クリフ、実にうれしい来日公演だ。最新アルバム『再生〜REBIRTH』も大好評のなか、実にいいタイミングで“永遠の青年”ぶりを見せてくれた。バンド・メンバー総出のパーカッション合奏でアフリカの奥地で行なわれている儀式に紛れ込んだような気分にさせた後、「ワイルド・ワールド」等の代表曲、サム・クックのカヴァー「キューピッド」などを次々と熱唱。ホーン・セクションやリズム隊が分厚いバックグラウンドを提供するなかを、ハイ・トーン・ヴォイスが突き抜けるように響く。後半は「メニー・リヴァーズ・トゥ・クロス」、「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」、「ハーダー・ゼイ・カム」という黄金の展開。“来るぞ”と予想していたものが予想通り“来た”という感じだが、これが出るとやっぱり興奮も倍増だ。(原田和典)
撮影:Masanori Naruse


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「メアリー・ブラック」 5月20日 コットン・クラブ
 アイルランドを代表するシンガーのひとり、メアリー・ブラックが最後の日本公演を行うという。引退ということではなさそうだが、体力を消耗する海外ツアーはもう行わないとのこと。強さと優しさ、気品と親しみやすさを兼ね備えた美しい歌声に触れたのは、確かにずいぶん前のことのような気がする。行く前は一抹の不安もあったが、でもそんな思いは彼女が歌い出した瞬間にどこかへ吹き飛んでしまった。満員の聴衆を暖かく、しっかりと包み込む凛とした歌声と受け止める人々の寄り添う心。その日のステージにはそれしかなかった。そして彼女の透明な声に美しさを超えた気迫のようなものさえ感じたのは、こちらの思い入れのせいだろうか。ケルトのサウンドを散りばめたバックの好サポートもあり、合間に愛娘をフィーチャーしての母娘の微笑ましい共演をはさみながら、アイルランドの大地に根差して歌い続けてきた人だからこそのパフォーマンスの数々は長く記憶に留まるものとなった。(滝上よう子)
撮影:米田泰久


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「水谷川優子」 5月23日 紀尾井ホール
 「リサイタルシリーズvol.7 フレンチ・コネクション」と題された世界中で活躍するチェロ奏者水谷川優子のライヴは、19世紀後半から20世紀前半にフランスで人気と栄華を博したドビュッシー、プーランク、イザイ、フランクのチェロ・ソナタ集となった。水谷川の演奏は、弓の使い方からピッチカートまで超絶技法による正確無比な演奏で観客を圧倒し魅了する。水谷川の演奏前に見せる危機迫る雰囲気から一転して、彼女のDNAがそうさせるのか演奏中の彼女は気品があり本当に美しい。この日演奏された楽曲は、どの曲もメロディとテンポの変調を繰り返す激情的な作品ばかりであったが、ピアノ奏者山本貴志との息が絶妙で、会場全体のテンションを上げ、演奏に集中させるものであった。アンコールは、演奏者も観客も緊張から解き放たれる様に、サン・サーンスの「白鳥」が演奏された。日本を代表する一人の天才チェリスト水谷川優子に、もっと多くの注目が集まって欲しい。(上田 和秀)


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「高木里代子」 6月3日 JZ Brat
 「Groovy Jazz Piano Night」と題されたジャズ・ピアニスト(敢えてこう言う)高木里代子のライヴは、玉木正太郎(b)、吉岡大輔(ds)の好サポートによりスタンダードからオリジナルまで、最高にノリの良い演奏で、ジャズを堪能させてくれた。特に、オリジナル・ナンバー「Lay It Down」「Sazanami」「Deep Blue」、メドレー「青空 〜 オレンジの衝動 〜 SAKURA」では、美しいメロディと繊細なピアノタッチを聴かせ、スタンダード・ナンバー「Four On Six」では、ドラムとバトルを繰り広げ、パーカッション並みの力強いピアノを披露するなど、高木本人がピアニスト・コンポーザー・アレンジャーとして天才肌の超一流ミュージシャンであることを証明した。セカンド・ステージは、ヴォーカリストのSONLISAとひかりがゲスト出演し、高木の未発表クラブ・ナンバー「サングリア」「気まぐれGAL」等ユニークな楽曲と演奏で会場を盛り上げた。アンコール曲「マシュケナダ」で会場全体を熱狂の渦と化し、楽しいライヴは終了した。「最近、ゴリゴリにピアノが弾きたくなった」と語る高木里代子の今後の活躍に、是非注目して欲しい。(上田 和秀)


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「エクストリーム」 6月9日 渋谷公会堂
 真暗なステージからヌーノ・ベッテンコートのギターが炸裂し、エクストリームのライヴは、「デカダンス・ダンス」により、のっけから最高のボルテージでスタートした。大音量とノリの良さが身上のバンドと言うイメージ通り、凄まじくビートを叩き込んでくるが、リズム隊は決して難しい事をやっていない。リズムに関してもヌーノのバッキングが正確なリズムを刻み、貢献しているのだ。何と言ってもヌーノの分身であるN4ギターから繰り出されるフレーズは多彩であり、この日はアームを一切使用せずに、バリエーション豊かなリードやバッキングを聴かせ、ファンを圧倒した。アコギによるソロでは、ジャンルこそ違え見た目は先日亡くなったパコ・デ・ルシアを彷彿させる風貌とテクニックで観客を魅了し、ヴォーカルのゲイリー・シェローンの歌を引き立てた。アンコール曲「ホエン・アイ・ファースト・キスト・ユー」では、セッティング不良によるノイズはあったが、キーボード演奏も披露するヌーノの音楽性の広さとオールラウンド・プレーヤーとしての実力を見せつけた。デビュー25周年記念ライヴは、大歓声の中終了したが、これから先も頑張って欲しいバンドである。(上田 和秀)
フォトクレジット:Masayuki Noda


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「エイジア」 6月20日 渋谷公会堂
 いきなり大ヒット・ファースト・アルバム『エイジア』からの「ソール・サバイバー」により、場内大合唱の大盛り上がりでエイジアのライヴは幕が上がった。これでもかと続く「ワイルデスト・ドリーム」に、オジサン達は嬉しすぎて歓喜のあまりどうしたら良いのか分からなくなる程の興奮状態だ。一寸エコーを掛け過ぎだが、ジョン・ウェットンの声も良く出ているし、ジェフ・ダウンズも何とか長いソロも含め自分の仕事をこなしていた。カール・パーマーは、若さを誇示する様にダイナミックでパワフルなドラムを披露し、アクロバッティング且つエキサイティングなソロで、いつも以上に観客を楽しませた。観客が一番心配していた若きギタリストのサム・コールソンのプレイもアクションはまだぎこちないものの、基本テクニックがしっかりして決して足を引っ張る様なものではなかった。唯、2種類のストラトとアコギによる音色は、比べても仕方が無い事だが、スティーヴ・ハウの様な色彩を感じる物ではなかった。それでも、バンドとしては新作『グラヴィタス』からタイトル・ナンバー「グラヴィタス」や往年のヒット曲「ドント・クライ」等で、力の入った演奏を聴かせてくれた。お決まりのアンコール曲「ヒート・オブ・ザ・モーメント」で、大合唱による大興奮の渦の中ライヴは幕を閉じたが、エイジアの様なバンドが頑張っている限り、中高年のファンも元気でいられる。(上田 和秀)
フォトクレジット:中村功


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「MR.BIG」
 親日派ロック・バンドMR.BIGの3年半振りとなるジャパン・ツアーが決定した。2011.03.11東日本大震災後、日本中を感動させてくれたライヴの事は、多くのファンの心に焼きついた。今回は、9月にリリースされが予定されている新作を携えてのライヴとなる。スーパー・テクニシャンのエリック・マーティン(vo)、ポール・ギルバート(g)、ビリー・シーン(b)、パット・トーピー(ds)による技術だけでなく心のこもった演奏は、聴く者の琴線に触れるものだ。単にロックと言うのではなく、音楽を心から愛する者としてライヴが楽しみである。(UK)

* 11月5日 ニトリ文化ホール
* 11月7日 盛岡市民文化ホール
* 11月8日 夢メッセみやぎ 西館ホール
* 11月10日 日本武道館
* 11月12日 グランキューブ大阪
* 11月15日 BLUE LIVE 広島
* 11月17日 センチュリーホール
* 11月18日 福岡サンパレス ホテル&ホール
お問い合せ:ウドー音楽事務所 03-3402-5999
http://udo.jp/


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「YES」
 プログレッシヴ・ロックの雄YESの日本公演が決定した。何と名作『こわれもの』と『危機』を完全再現する上に、7月にリリースされる3年振りの新作『ヘヴン&アース』に加え、ヒット曲からも演奏されると言う。7月から8月にかけて全米ツアー37公演を開催した後のジャパン・ツアーなので、リハーサルも充分にこなしている筈だ。ヴォーカルがジョン・アンダーソンでなくジョン・デイヴィソンに、キーボードがジェフ・ダウンズとなるが、ギターはスティーヴ・ハウ、ベースはクリス・スクワイア、ドラムはアラン・ホワイトというメンバーだ。この新生YESの実力が如何なものなのかを確かめる事も含め、プログレ・ファンの期待は高まるばかりだ。(UK)

* 11月23,24,25日 Tokyo Dome City Hall
* 11月27日 オリックス劇場
* 11月28日 Zepp Nagoya
お問い合せ:ウドー音楽事務所 03-3402-5999
http://udo.jp/


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